小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は、荷物を運ぶための昇降機ですが、特に多く使用されている場所は小学校や中学校です。目的は給食を運ぶためであり、「給食用リフト」とも呼ばれています。
給食を運ぶことが目的なため、様々な懸念点が予想されます。
・食べ物を運ぶため衛生面が気になる
・生徒さんも目にする機会があるため安全面が気になる
・大きな音が出やすい調理場に近い場所でも、授業中の教室に近い場所でも使用したい
以上の懸念点にも対応できるリフトを提供することが可能です。
給食は台車に乗せて、台車のまま昇降かごに乗せて運びます。そのため、台車がぶつかりやすい昇降カゴ内や三方枠に傷がつき、そこから腐食や錆が発生します。
その対策として、昇降カゴは鋼板製ではなく、錆びにくいステンレス仕様にすることでその症状が軽減されます。
三方枠は、ダイノックシートと呼ばれる粘着剤付きの塩ビフィルムを三方枠に貼ることによって、傷が付きにくくお手入れもしやすくなります。ダイノックシートは工事時間も短く、三方枠を交換するよりも費用を抑えられます。
小荷物専用昇降機は操作盤に備わっている電源を入れることで動きます。電源が入っていなければ昇降機が動くことはありません。そのため、電源を管理者が管理しやすくするために、操作盤に「操作盤保護カバー」を取り付けて、管理者以外は操作盤を操作出来ないような仕様にします。操作盤保護カバーに鍵が付いているので、その鍵を管理して誤作動を防止します。
昇降かごが目的階に到着したことを知らせる「到着音」と他の階から呼び出される「呼び出し音」、インターホンで会話する時の声量を調整する「インターホンの音量」がインターホンで調整が出来ます。3段階で調整が可能ですので、環境に合わせて設定していただけます。しかし、大きな音が出やすい調理場などで使用される場合、インターホンでの音量調整だけでは不十分であるケースもあります。その場合は「高温量スピーカー」を設置することでより聞こえやすい音量にすることが出来ます。
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いずれも小荷物専用昇降機にオプションとして仕様を変えることで、懸念点の対策になります。このオプションを付けた新しい昇降機を設置することも可能ですし、既に設置されている昇降機にオプションを付けることも可能です。環境に合わせた昇降機をご提案させていただきますので、ぜひマイクロエレベーターまでお問い合わせください!