新築する医療施設において、医療器具や各種荷物を安全かつスムーズに運ぶために小荷物専用昇降機(ダムウエーター)を設置させていただきました。


今回新しく設置された小荷物専用昇降機は、積載量が300キログラムまでの荷物専用リフトです。施設の1階と2階の間で荷物を運ぶために導入されました。
この昇降機はインバータ制御という仕組みを採用しています。インバータ制御とは、小荷物専用昇降機(ダムウエーター)がゆっくり走り出して、途中でスピードが速くなり、到着する前にまたゆっくりになって静かに止まる仕組みのことです。荷物が急に揺れるのを防ぐことができるため、医療器具などの大切な荷物も安心して運ぶことができます。
出し入れ口の扉は2枚上下開閉の手動式となっており、上下にスライドさせて開け閉めを行います。また、かごの中には内扉(かご扉)も付いており、荷物をしっかり守る二重の構造になっています。
小荷物専用昇降機は、荷物のみを運ぶための昇降機です。人が乗ることは法律でも禁止されていますので、絶対に人は乗らないでください。
荷物をかごの中に入れるときは、必ず専用のスペースの中にきちんと収まるように入れてください。荷物を高く積み上げたり、不安定な状態で立てて詰め込んだりすると、移動している途中で荷物が崩れてしまう恐れがあります。
もし移動中に荷物が崩れて内側の扉に当たってしまうと、安全装置が働いてカゴが途中で止まってしまいます。途中で止まってしまうと、専門の作業員が修理に行かなければ動かせなくなってしまいますので、荷物はなるべく平らにして、崩れないように工夫して積むことが大切です。
旧式のダムウエーターに慣れている方が使う上で注意していただきたいのが、扉を開けるタイミングです。ダムウエーターを呼んで自分のいる階に近づいてくると、カチッと鍵が開く音が聞こえることがあります。しかし、音がした瞬間に感覚で扉を開けないでください。
この昇降機には、音声案内システムが搭載されています。ダムウエーターが完全に正しい位置に止まると、「リフトが到着しました」という音声アナウンスが流れて、到着のランプが点灯します。必ずこの音声アナウンスを聞いてから、外側の扉を開けるようにしてください。
アナウンスが流れる前に無理に扉を開けてしまうと、カゴの床とフロアの床の間に段差ができてしまいます。段差があると荷物が引っかかって崩れる原因になりますし、リフトが異常を感知してエラー状態になり、すべてのボタンが反応しなくなってしまいます。万が一、早く開けてしまってエラーのランプが点滅したときは、一度「止まれ」の停止ボタンを押すことでリフトを元の状態に戻すことができます。
ダムウエーターが動かないというトラブルの中で、最も多い原因が「扉の閉め忘れ」と「半ドア」です。外側の扉だけでなく、内側の扉もしっかりと閉まっていないと、リフトは絶対に動きません。扉が開いている間は、操作パネルの「使用中」というランプがずっと点灯したままになります。ランプがついたままのときは、どこかの階の扉が開いていないか確認してください。
また、扉を閉めるときに勢いよく「ポンッ」と乱暴に閉めてしまうと、反動で扉が少しだけ跳ね返ってしまい、目に見えなくても半ドアの状態になってしまうことがあります。そのため、扉は両手で優しく最後までしっかりと閉めるように心がけてください。
さらに、操作パネルには鍵を差し込んで回すキースイッチが付いています。このキーが「運転」の方向に入っていないと、ボタンを押しても全く動きません。お仕事が終わった後など、関係のない人が勝手に使えないように鍵を切っておくこともできますので、状況に合わせて上手に活用してください。
マイクロエレベーターでは、新設、修繕、メンテナンスまで対応可能です。検討段階であっても、昇降機についてのご不明な点や見積のご依頼などに対応させていただきますので、小荷物専用昇降機をご検討の際はぜひお問い合わせください!