小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は、昇降路に設置されており、昇降機を動かすための巻上機や制御盤は機械室にあります。今回はその機械室について解説致します。
機械室は昇降路の一番上(最上階よりも高い位置)にあります。機械室に入るためには、天井や高い位置の壁にある点検口から入ります。関係者しか入ることが出来ないように、点検口には扉が設けられており鍵を閉めて管理をしています。
現場によっては、屋上に機械室がある場合もあります。その場合、昇降路からではなく屋外に設置されている扉から入るようになります。点検口同様、扉があるため鍵を閉めて管理をします。
機械室には重要な部品である、「制御盤」や「巻上機」が機械室で管理されています。「制御盤」は小荷物専用昇降機の総合的な運転を行っている部品で、「巻上機」は昇降かごとつり合い重りを張った主ワイヤーロープを昇降させて小荷物専用昇降機を運転するための部品です。制御盤は壁に設置されていますが、巻上機は架台とマシンビーム呼ばれるコの字の受金具で壁に固定されている台の上に設置されています。
どちらも昇降機を動かすためには大事な部品になりますので、関係者以外が立ち入れないようにする必要があります。
機械室には現場によって縞鋼板の床板がある場合と床板がない場合があります。床板がない場合、マシンビームより下は昇降路内です。隙間から物を落としてしまったり、足を踏み外してしまったりすると危険を伴います。点検や修繕を行う際には、作業員は特に安全に気を付けなければなりません。マイクロエレベーターでは縞鋼板の床板を設置することも可能です。ご検討される場合はお問合せください。
※コンクリートの床板は建築工事になるため、マイクロエレベーターでは工事が出来ませんが、ご相談は対応させていただきます。
マイクロエレベーターでは、新設やリニューアル、部品の修繕、不具合の対応などのお問い合わせを受け付けております。ご不明な点やご不安な点がございましたら、一度マイクロエレベーターまでお問合せください!