小荷物専用昇降機(ダムウェーター)には、司令塔のような役割である「制御盤」があります。
今回は、さまざまな部品と繋がっている重要な装置である制御盤についてご説明致します。
制御盤は小荷物専用昇降機を電気的に制御し、外部からの信号により電動機(モーター)に電力を伝えてかごの運転動作や速度の制御や、安全装置による信号でかごを停止させる等の機能を有しています。
制御盤はさまざまな電気部品で構成されています。電源の切入ができるブレーカー、人が操作することで昇降かごを操作する押しボタンスイッチ、電動機の速度等を調整するインバーター等が箱(盤)の中に入っており、電気配線で繋がっています。設置場所は主に屋上や昇降路内の上部にある機械室です。
制御盤は小荷物専用昇降機の司令塔ともいえる重要な装置です。稼働年数が経過し劣化が現れてくると、着床位置が定まらず段差が発生したり、各部スイッチや安全装置が正常に動作しなくなってしまいます。制御盤が故障してしまうと、各機器に電気を供給することができなくなるため小荷物専用昇降機を使用することができなくなってしまいますのでご注意ください。
昔に比べて近年の制御盤は安全性・機能性・省電力の性能が向上しております。
昇降機を設置して年数が経っているので制御盤を改修したい、動作に異常が発生しているので見てほしい等、小荷物専用昇降機に関する事でしたらマイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。