小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の保守点検の項目に昇降路という項目があります。
これは機器が設置されている昇降路内部の状態が適切な状態かどうかを確認するための項目です。
専門の業者でないと昇降路内部を見ることはできないため、使用している方は普段確認することができない部分です。
この昇降路に関する指摘で特に多いのが雨漏りです。
定期的な点検の際、昇降路内に入り機器の状態を確認します。
その際に昇降路の状態もチェックします。雨が降っている当日や雨が降った翌日等に昇降路内を見ると、壁から水が染み出したように濡れていたり、
ひどい時には水溜りのようになってしまっている場合があります。「昇降路内に雨漏りがある」というのはこういった状態を指すことが多いです。
雨漏りをそのままにしておくと機器に影響を及ぼす場合がございます。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は機械です。湿気に弱い部品が多数使われています。
また、雨漏りのひどい状態を放置してしまうと機器に水がかかって腐食や劣化に繋がったり、部品が水没してしまう可能性もあり大変危険です。
この雨漏りは建物側の問題であることが多いため、雨漏り専門の業者に見ていただく必要があります。その際、昇降路内を見るためには小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を操作し安全に確認ができる状態にすることが必要です。
特殊な操作が必要なため、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を専門的に見ている業者の立会が必要となります。
定期点検で雨漏りの指摘がある際は機器に影響が出てしまう前に修繕のご検討をお願いいたします。
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