小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は機械設備のため、適切でない環境に設置した場合には故障や事故の恐れが発生します。今回は小荷物専用昇降機に適した設置環境についてご説明します。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は屋内に設置する機械になります。そのため、外部から風雨が侵入しない建物構造であることが必要となります。経年劣化した建物では、昇降路に雨漏りが発生するケースもありますので、故障の原因に繋がります。そのため雨漏りが発生した場合には建物の補修工事が必要となります。
>>雨漏りに関するコラムはこちらから「小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の昇降路で雨漏り!どんな問題がある?」
温度についても適切な範囲があります。最低温度は-5℃ 最高温度は40℃の範囲内でご利用をお願いしています。近年、猛暑日が増えていることもあり、機械室の温度が上昇し機器に悪影響を及ぼす可能性があります。高温になる環境においては、適切な温度を維持いただくため、ガラリ、換気扇、エアコン等の設置もご検討ください。
多湿な環境も機器に不具合を起こす恐れがあるため、昇降路内の相対湿度は、月平均90%未満、日平均95%を超えないようにお願い致します。また、結露・氷結も生じないよう、昇降路内の適切な環境維持をお願い致します。