小荷物専用昇降機（ダムウェーター）のかごを支えている、主ワイヤーロープについて解説致します。

主ワイヤーロープの役割とは？

小荷物専用昇降機（ダムウェーター）には、かごを吊っている主ワイヤーロープがあります。「主索（しゅさく）」とも呼ばれます。小荷物専用昇降機では、「かご」と「カウンターウェイト」にロープを張り、バランスをとりながら巻上機で昇降させます。2本以上という規定があるため、2本または３本のワイヤーロープを使用しています。ロープ径が6mmまたは8mmのものが広く用いられています。

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メンテナンスの必要性

この主ワイヤーロープによってかごを支えているため、メンテナンスが非常に大切になります。小荷物専用昇降機（ダムウェーター）の使用頻度が高いと、主ワイヤーロープの摩耗が大きくなり主ワイヤーロープを構成する素線が少しずつ切れてしまう「素線切れ」が目立ち始めます。この素線切れが増えると、ロープが切れてかごが落下してしまい、事故や怪我に繋がる可能性が大きくなります。

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メンテナンスの時期は？

主ワイヤーロープの表面に素線切れ・摩耗・よじれ・錆が目立つようになったら、取替の時期です。点検をする際には、この点にも注意して点検を行い、点検結果をお知らせしております。少しでも素線切れの症状が出ましたら、建物の安全、ご利用される方の安全を守るためにも修繕のご検討をお願い致します。

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