小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の「かご」について今回は少し詳しく解説してみたいと思います。
昇降かご(かご)は荷物やお食事を入れる箱型の部分になります。小荷物専用昇降機はその名の通り、荷物専用のため、かごの最大サイズは法規により定められています。そのため、最大でも、かごの内部の高さは1.2m以内、床面積は1㎡以内である必要があります。
床面積についての規定は、1㎡以内なので、床の形状は必ずしも正方形である必要はありません。例えば、正方形のかご床は、幅1m×奥行1mの場合では1㎡の面積となりますが、幅が0.9mとした場合では、奥行を1.1mまで伸ばしても、0.9×1.1=0.99㎡の面積のため、規定1㎡以内に収まります。
そのため、小荷物専用昇降機のカゴの床面は、必ずしも正方形ではなく、奥行きがある長方形や、横が広がっている長方形の場合もあります。
新しく小荷物専用昇降機の設置をご検討されている方は、運搬するお荷物や台車の大きさを踏まえて、カゴサイズをご検討されることをお勧めします。例えば、奥行きがある台車を入れる時は、少し縦長のカゴが出し入れしやすくなります。
既に小荷物専用昇降機をお使いの場合、カゴの大きさを変更するには、様々な制限があり、大規模な改修をする必要が出てきます。そのため、新設時やリニューアル時に、ベストなカゴの形状をご検討されることをお勧めします。
マイクロエレベーターでは標準のカゴサイズを例えばフロアタイプなら、幅1m奥行1m以外にも、幅0.9m奥行1.1mの規格や、幅0.85m奥行1.15mの規格も標準品としてご用意しています。
ご不明な点やご相談ごとがございましたら、是非マイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。
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