小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の荷物を載せる箱のことを昇降かごと呼びます。
積載量30㎏の昇降かごは料理が載るくらい、積載量300㎏の昇降かごは大きな台車をそのまま載せることのできるようなサイズまで機器によって様々です。
昇降かごは使用する方の目に入りやすい部分ですが劣化が進むとどのような変化があるのでしょうか?
小荷物専用昇降機は学校や飲食店等、食品を扱う場所に設置されていることが多いです。
昇降かごは鋼板の場合劣化してくると錆付きや塗装の剥がれが目立つようになってきます。
食品等を運ぶ場合には塗装の剥がれによる異物混入の恐れや錆付きによる衛生面の不安が考えられます。
食品を運ぶ場合には錆付きにくいステンレス製の昇降かごをおすすめしております。
昇降かごについている安全棒、内扉の劣化は運行に支障を与える可能性があります。
安全棒や内扉は荷物を運んでいるときに荷崩れを防ぐ重要な役割があります。
昇降中に荷崩れを起こしてしまうと、昇降路内に荷物がはみ出し引っ掛かってしまったり、
荷物が内扉に干渉することにより安全装置が働き昇降機は運転を停止してしまいます。
安全棒が劣化してくると受材が破損し安全棒をうまくかけることができなくなってしまったり、昇降中に外れてしまう可能性がございます。
昇降かごは大切な荷物が直接載る部分です。
頻繁に交換を行うものではございませんが長く使っているとどうしても劣化してきてしまいます。
錆付きや歪み等、劣化が気になる場合には早めの修繕をご検討いただきますようよろしくお願いいたします。