小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の故障の中で、原因として最も多い場所のは「出し入れ口戸」関連になります。この出し入れ口戸は、荷物を出し入れする時に必ず開け閉めするため、そのぶん劣化も多い箇所になります。
今回はそんな出し入れ口の戸を、どのよう開閉すれば故障のリスクを下がられるのか2つポイントをご紹介します。
出し入れ口戸を強く開け閉めしてしてしまうと、その衝撃によって戸が歪んでしまったり、内部の部品が劣化してしまうなど故障の原因となります。また、扉用ワイヤーが内部の部品に引っかかってしまうなど、思わぬ故障に繋がります。そのため、開閉はゆっくりと丁寧にお願いします。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は、出し入れ口戸がしっかりと閉まっていないと動かすことはできない仕組みとなっています。お問い合わせいただく故障の中には、戸が少し開いていたため、動かなかったという事例も多くございます。そのため、戸を閉める際は、最後までしっかりとお願いします。また、戸を開けるときも最後までしっかり開ききるまでお願いします。完全に戸が開いていなかったことが原因で、台車をぶつけたり、台車が通過するときに車輪が戸を巻き込んでしまう故障も発生しています。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は限られた時間の中でご利用されることも多いと思います。小荷物専用昇降機を末永くお使いいただくため、戸の開閉はこの2点に気を付けてご利用をお願いいたします。