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小荷物専用昇降機(ダムウェーター)で事故が起きないために

2024.06.24
故障防止 使用上の注意

小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は荷物を運ぶ昇降機ですが、機械ですので定期的なメンテナンスや普段の正しい使用方法を守らないと、事故を招く恐れがあります。事故が起こらないために、使用上の注意点について解説致します。

正しい使用方法を守る

どのように使用するかによって、昇降機の故障頻度も変わってきます。故障をそのままにしてしまうと事故にも繋がります。そのような事態にならないためにも普段の使い方から気を付ける必要があります。

荷物の載せ方に気を付ける

荷物を載せる際は、昇降カゴの真ん中に積むことも大事なことです。特に重い荷物を片側に載せてしまうと、昇降カゴの片側に負担がかかってしまい、故障の原因に繋がります。正面から荷物を載せられれば真ん中に置くことは簡単ですが、導線の関係で片側に載せる方が便利な状況ですと、片側に載せて使用してしまうこともあるかと思います。また、複数の荷物や大きな荷物を載せる時、荷崩れや引っ掛けがないように丁寧に載せることも大事です。

重い荷物や台車を載せる時、昇降カゴにぶつけてしまうと、そこから錆や劣化が生じ腐食してくることがあります。

▲ごみ袋が安全棒に引っ掛かり、昇降機が停止している状況

積載量を守る

昇降機にはその機種によって最大積載量があります。積載量を守らず過重で荷物を載せてしまうと、荷物の重さに耐えきれず、昇降機に負担がかかります。昇降機が到着する時のブレーキに対する負荷が大きくなり、所定の位置に止まらないオーバーランが発生したり、ワイヤーが傷みやすくなったりと故障の原因に繋がってしまいます。管理者の方や使用される方が荷物がどれくらい載っているのか、きちんと確認していただくことが必要です。

取っ手の真ん中から扉を上げる

荷物を載せる時と同様、導線の関係で扉も片側の取っ手だけを掴んで上げることもあります。このような使い方をしてしまうと、扉のワイヤーロープも片側の消耗が早くなります。真ん中から扉を上げることで、使用される方の力も少なくて済みます。

修理が必要な部品は早めに修理を行う

最も不具合が起こりやすい部品は「主ワイヤーロープ」です。昇降カゴは、主ワイヤーロープで吊って支えられています。摩耗が進むと「素線切れ」と呼ばれる症状が発生し、そのまま使い続けていると、主ワイヤーロープが切れて昇降カゴが落下してしまいます。昇降機を使用している時にこのようなことが起こってしまうと、大変な大事故に繋がってしまいます。このように、小さな部品であっても劣化や摩耗が進んだ状態で使い続けることは大変危険です。修理が必要な部品がありましたら、いち早く修理を行うことを推奨致します。

▼部品の交換についてもっと知りたい方はこちら!

定期的なメンテナンス、点検を!

昇降機に劣化や不具合が発生していないか確認するためには、専門業者による定期的な点検が必要です。昇降機の部品は、普段は見えないような箇所にあったり、昇降路の中だったりと専門業者以外の方が点検を行うことは危険です。月1回、2ヶ月に1回など使用頻度に合わせて定期点検を行うことで、事故が起こる前に劣化や損傷、腐食や不具合などを見つけ対処することが出来ます。事前に事故を防止するためにも、定期的な点検やメンテナンスをお願い致します。

▼メンテナンスについてもっと知りたい方はこちら!

お問い合わせはマイクロエレベーターまで!

マイクロエレベーターでは、弊社で設置をしていない昇降機でも対応出来る機種でしたら点検可能です。点検を行っていない、劣化が気になるなどありましたら、マイクロエレベーターまでお問い合わせください。

>>小荷物専用昇降機のお見積り・ご相談はこちら

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