小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を設置するためには、昇降路の環境も整える必要があります。
今回は、昇降路の一番下の部分で、作業員以外は立ち入ることのない「ピット」と小荷物専用昇降機の関係性ついてご説明致します。
ピットとは、最下階より下に設けられた空間のことを指します。
新設の場合、ピットを製作する建築工事が伴いますが、リニューアル工事や既存の昇降機を修繕する場合、すでに製作されているピットを使用するケースが多くなります。
既存のピットが経年劣化により、細かいひび割れやコンクリートが欠落している場合、補修する必要があります。 ピットに水が浸入しないように防水措置をとることが義務付けられているため、補修が行われた後に防水工事が行われます。
防水工事には、ポリマーセメント系塗膜防水工事、ウレタン塗膜防水工事などがあります。ウレタン塗膜防水工事の方が、膜が厚いため、より水に強い特徴があります。工事の種類によって、特徴や工期に違いがあります。
最下階よりもピットの方が低い位置にあるので、水が浸入した場合、機械にも影響を与えます。鋼材が錆になってしまう、電気部品に不具合が起きてしまうなど、故障の原因にも繋がります。そのような原因を防ぐために、防水工事を行います。
マイクロエレベーターでは、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の設置には、昇降路内の環境も考慮して設置工事を行います。 機械の工事だけではなく、付随した建築工事についてのご相談にも対応致しますので、ご不明な点がございましたら、マイクロエレベーターまでお問い合わせください。