小荷物専用昇降機(ダムウェーター)のユニットタイプは、出し入れ口の下面が腰の高さにある小型の機種です。主に飲食店で使用されることが多く、お食事や飲み物などを上下階に運びます。
このユニットタイプは、昇降路一体型の機種のため、設置する際に工期が少なくできることが特徴です。各ユニットを工場で製作して、現地に運搬したあとは、各ユニットを下から積み上げて一つのリフトに組み上げていくため、工期を短縮することができるためです。
※ユニットタイプに関する記事はこちらもご参照ください
コラム:ユニットタイプはどんな小荷物専用昇降機(ダムウェーター)?
設置事例:一般住宅に『ユニットタイプ』の小荷物専用昇降機を設置
そんなユニットタイプは、小型のダムウェーターを設置したいというお客様から人気の機種ですが、設置する場合、どのような注意点があるのでしょうか。今回は主な3点をご案内します。
ユニットタイプのダムウェーターは例えば1~2階で設置する場合、2階の床面に1階に通じるための開口が必要となります。大きさはユニットタイプの機種によって異なります。昇降機本体の外寸より大きな開口が必要となり、建物の中でダムウェーターを設置したい場所に開口を作ることができるかも確認が必要です。
ユニットタイプは各ユニットの大きさが決まっています。そのため、例えば1~2階で設置する場合、2階の床面から2階の天井までの高さが、ユニットが収まる寸法が足りているか確認が必要になります。最上階(例えば1~2階設置の場合は2階部分)は機械室(モーターや制御盤が設置されているユニット)を設置する必要があるため、それを設置するスペースも必要となります。
設置するにあたり電源の確保が必要となります。弊社のユニットタイプは「三相」200V電源のほか、オプションで「単相」200V仕様にも対応することができます。設置に際しては事前に電源の仕様についてもご確認をお願いします。
設置についてお困りごとがございましたら、弊社マイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。