小荷物専用昇降機(ダムウェーター)には、点検口と呼ばれる機械室に入るための入り口があります。現場に合わせて、点検口スイッチと呼ばれるスイッチが設置されることがあります。今回は、その点検口と点検口スイッチについて解説致します!
小荷物専用昇降機の最上階より上のスペースには、昇降機を動かすための心臓部である制御盤と、主ワイヤーロープを吊るして昇降カゴを上下に動かすための巻上機があります。その部品があるスペースを「機械室」と呼びます。その機械室に入るためには、建物の天井や壁の上側に人がしゃがんで入れるくらいの間口があり、そこを入ると機械室に繋がります。この間口を「点検口」と呼びます。
点検口は、人が容易に出入りすることができる大きさが必要で、幅及び高さがおおむね600mm以上であることが望ましいとされています。点検口は保守点検をする目的で通るため、照明設備を設けるなどして、適度な明るさも求められ、関係者以外の者が出入りしないよう施錠付きの戸を設ける必要があります。
点検口が壁にある場合、最上階の間口と点検口の間口の距離が近い場合があります。その場合、最上階の扉が開くと点検口を塞いでしまったり、機械室にいる作業員にぶつかってしまったりする恐れがあります。そのような場合に点検口スイッチを設置することで、点検口が開いている時は昇降機が動かないようにすることが出来ます。それを感知することが出来るのが点検口スイッチです。
小荷物専用昇降機の機械だけではなく、点検口や機械室に関するご相談、お問い合わせも承っております。ご不明な点やお困りごとがございましたら、マイクロエレベーターまでお問合せください!