小荷物専用昇降機(ダムウェーター)には安全装置の一つとして「行き過ぎ制限スイッチ」が備え付けられています。
この行き過ぎ制限スイッチは、ファイナルスイッチとも呼ばれ、最上階と最下階に設置されています。(例えば1階~3階の3停止の場合は、1階と3階に設置されています)
この「行き過ぎ制限スイッチ」の役割は、最上階や最下階で万が一、かごが停止位置でも止まらなかった場合、行き過ぎ制限スイッチが検知して非常停止させ、底部(ピット)や、頂部(機械室)に衝突しないようにその場で制止するための装置です。
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ただし、本体が設置された年代が古い場合や、メーカーや機種によっては、行き過ぎ制限スイッチが設置されていないタイプもあります。そのタイプの機種に行き過ぎ制限スイッチを付ける場合は、制御リニューアル等を行い設置する方法が一般的です。また、機種にっては既存の制御機器にスイッチだけ組み込むことができる場合もありますので、弊社や専門会社にご相談いただければと思います。(機種によっては設置ができない場合もあります)
もし、行き過ぎ制限スイッチ(ファイナルスイッチ)が作動して非常停止した場合は、エラー状態となり動きませんので、保守会社による復旧作業が必要になります。
お困りごとがございましたら弊社マイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。