小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は学校の給食用リフトとして、給食を運んだり、飲食店でお食事やお飲み物を運ぶ機械として多く設置されています。
これまでいただいた、給食用リフトに関するご相談の中には、給食を入れる時または取り出す時に、台車の振動などで汁物や水をこぼしてしまった、または、給食室内の床を水掃除していたら、扉の隙間から水が中に入ってしまった、というご相談があります。給食用リフト(小荷物専用昇降機)は扉を開けても内部が見えないため、水はどこに行ってしまったのか不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まず、こぼれた水や汁物が「かご」の中に残っている場合は、棒のモップなどを用いて、身体がかごの中へ入らないように清掃してください。かごの中に身体を入れて清掃すると、事故に繋がる可能性があり危険です。身体を入れずに、固く絞った棒モップなどで拭き掃除をお願いします。
なお、かごの汁物をそのままにしてしまうと、サビや劣化に繋がり、給食用リフトの寿命を縮める原因となります。
扉の隙間から落ちていった水は、昇降路(エレベーターシャフト)内にこぼれている状態です。そのため、外側からは見ることができず、どのように広がっているか確認することはできません。なお、最下階でこぼれた場合は、ピットと呼ばれる最下階の扉部分から下側に設けられた空間にこぼれていることが多いです。
>>>ピットに関するコラムはこちらから ピットと小荷物専用昇降機の関係性とは?
水が隙間に入った場合は、まず保守会社までご連絡いただき、対処方法をご相談ください。
状態が悪化するケースとして、水をこぼした状況によっては内部のスイッチ類に水がかかってしまう場合もあります。その場合は誤作動や故障の原因になるため、水をこぼしたあとに動かない、動作がおかしいと感じた場合も、保守会社、または弊社まで、まずご連絡をお願いします。