インバータ制御方式の小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は、速度を加減速しながら動くため、全ての階で段差がほとんどないというメリットがあります。そのため、台車での出し入れもしやすい、荷崩れも防いでくれるという特徴があります。そんなインバータ制御方式の小荷物専用昇降機をお使いの方にお願いです。
インバータは寿命があり、耐用年数以上にご使用いただいている場合、突然故障してしまう可能性があります。もしインバータが壊れてしまった場合、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を動かすことはできません。代替のインバータや制御機器に更新するなどの作業が必要になり、復旧までにとても時間がかかる恐れがあります。特に、生産終了品や長納期のインバータが搭載されている場合は、長期間にわたってご使用ができなくなる可能性もあります。
インバータは乗用エレベーターや産業用機械、空調システムなど様々な場所で利用されている機器で多数の部品で構成されています。内部の電子部品やファンなど、その全てが正常に動作することで機能が保たれています。
インバータの耐用年数は一般的に約10年程度が目安となりますが、ご利用されている環境(室温や湿度、ホコリなど)や運転回数、シリーズによってはこれよりも短くなる場合があります。
インバータは定期交換が必要な部品です。トラブルを未然に防ぐためにも、耐用年数の前に早めの更新をおすすめします。
お使いの小荷物専用昇降機がインバータ制御方式かどうか、また、経過年数については保守メンテナンス会社にお問い合わせください。また、弊社でも現地調査にて確認できる場合もございます。お困りごとがございましたらお気軽にお問い合わせください。