小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の昇降機と建物の境目の鉄製やステンレス製の板のことを敷居と呼びます。
この敷居は頻繁に交換する部品ではありません。しかし劣化等により運行に影響が出る場合もあります。
そういった際には早めの交換をご提案することがございます。

敷居にがたつき・歪みがある

敷居は上を重い台車が通ったり清掃の時に水がかかりやすい等の理由から、劣化してくると錆付きや腐食を起こしたり、変形してしまったりすることがあります。錆付きや腐食は衛生面的に気になるところではありますが、特に気になるのが変形によるがたつきや歪みです。そこまで支障がないように思われるかもしれませんが、台車が上手く操作ができずに三方枠にぶつかってしまったり、かごに台車を載せるのに時間がかかったりとかなり不便です。
使用する方の利便性を考えると早めの交換が望ましいです。

敷居が浮いてしまってすき間がある

敷居が劣化により歪んでしまうと縞板が浮いてしまいすき間ができることがあります。
すき間ができてしまうとそこからピットの中に水が入ってしまうことがあります。
ピット内の浸水は衛生的にも機器の他の部品にも悪影響です。他の部品への影響や衛生面を考慮すると早めに対処した方がよい状態です。

敷居の交換をするには周辺の床を壊したり、埋戻し等の仕上げをする必要があるため少し時間のかかる工事です。
現場によって所要時間や必要な作業が変わってきますので、交換をご検討の際は一度ご相談ください。

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