小荷物専用昇降機(ダムウェーター)では、物を載せる「かご」や「出し入れ口扉」などの材質は、「鉄鋼板」または「ステンレス鋼」で作られています。
今回はそれぞれの材質について特徴や違いを解説します!
「鉄鋼板」は、ステンレス鋼と比べ、価格が安い・加工がしやすいというメリットがあり、弊社の標準品はこの鉄鋼板になっています。また、鉄はステンレス鋼と比べると錆びやすいという特徴があるため、鉄鋼板には塗装をして錆止めを施してします。
その塗装カラーは、お使いのシーンや設置場所に合わせて選ぶことが可能です。標準では「ホワイト・グレー・ピンク」の3色から選べます(ユニットタイプを除く)。他のカラーもオプションで選べるので、好みに合わせてカラーを選ぶことができます。
「ステンレス鋼」は鉄にクロムなどを加えた合金で、「Stainless(錆びにくい)」という名の通り、鉄に比べ錆に強いという特徴があります。そのため小荷物専用昇降機でも、お食事などの配膳に使われる場面や、湿気がある工場などでステンレスでの製作依頼を多くいただいています。錆が出にくいため、衛生的で異物混入のリスクを減らすことができるためです。
また、ステンレス鋼を「SUS」と呼ぶ場合もあります。これは、「Steel Use Stainless」の略で「サス」と呼ばれています。見積書の内訳書に、SUS304など数字も記載されている時があります。これはステンレス鋼の種類を表していて、含有している金属やその量で種類が異なります。