小荷物専用昇降機(ダムウエーター)は定期的な部品交換が必要です。部品の老朽化が進むと、関連する部品の寿命を縮めてしまう原因にもなります。今回は巻上機交換についてご紹介いたします。


この巻上機の重さは約100㎏です。人の力では持ち上げられないのでチェーンブロックという器具で持ち上げて交換します。
主ワイヤーロープも一緒に交換、新たにワイヤー外れ止めも取り付けて約2時間で作業は終了しました。
↓に巻上機について、よくある質問をご紹介します。
おおよそ20年〜25年と言われています。
毎日重い荷物を運び、ブレーキの作動を繰り返すことで、主要パーツが摩耗・劣化します。
1.ブレーキ装置の劣化(停止制度の低下で段差ができる)
2.綱車の溝の摩耗(主ワイヤーロープが滑る)③減速機のギヤ摩耗(ガタツキや異音の原因)などがあります
メーカーはその機種の生産を終了してから、約20年で保守部品の製造・販売を終了します。なので、各パーツのみの交換は出来ない事が多いです。また、巻上機の一部パーツだけ交換できたとしても、モーターや、減速機なども同じように劣化しているので、巻上機ごと交換する事を推奨しています。
巻上機を交換する際、主ワイヤーロープも同時に交換するのが一般的であり、強く推奨されます。
その理由は以下のとおりです。
コスト効率: 巻上機交換には足場の設置や重機作業が伴うため、セットで行うことで将来的な故障リスクを減らし、トータルコストを抑えることができます。
マイクロエレベーターでは、新設やリニューアルだけではなく、部品のみの修繕も行っております。お困りごとがございましたら、マイクロエレベーターまでお問い合わせください。