小荷物専用昇降機(ダムウェーター)も、新しいシリーズが発売される毎に、便利に使いやすく進化しています。例えば、現在、新しく設置する場合や、リニューアルして新機種にする場合、出し入れ口の戸を手で開けると、カゴの扉は連動して自動で開きます。閉める時も同じく自動で閉まります。そのため、出し入れ口の戸を開閉すれば、カゴの内扉は手で開け閉めしないで済みます。
また、目的階に到着した時は、音で到着したことをお知らせする機能や、カゴが動く速度も最大45m/分速なので、あっという間に上げ下げできます。その他オプションも含めると、とても使いやすく進化していますね。しかし、便利になった分、機械は昔よりも精密になっていますので、粗い使い方は故障の原因にも。たとえば、到着したことをお知らせする「音」が鳴る前に扉を開けたら、位置がずれた状態で止まってしまった、ということもあります。その他の事例では、カゴの扉がまだ自動で動いている途中(完全に開く前に)台車を出し入れしてしまい扉が外れてしまった、など思わぬ故障も発生します。
そんな時はぜひ「ひと呼吸おいて」お使いください。日々忙しい業務の中でお使いになっている方も多いので、少しでも時間短縮したい時もあると思います。でも故障してしまったら長期間使えなくなる可能性もあります。故障を防ぐために、ひと呼吸おいて、完全に動作が停止してからお使いください。例えば、到着音が鳴った瞬間はまだ内部ではカゴが少し動いている機種もありますので、到着音が鳴り止んでから扉を開いてご使用ください。また、扉には様々なスイッチや扉が外れないためのパーツが付いているので、無理に力を加えると故障する原因にもなります。扉の開閉に異常を感じたら、保守会社に相談してください。
弊社では小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の多くの修理事例があります。お困りごとがございましたらお気軽にご連絡ください。
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