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荷物を載せる「昇降かご」とは?

2024.09.04
オプション 設置のポイント 部品解説 基礎知識

小荷物専用昇降機(ダムウェーター)には荷物を乗せるためのかごがあり、「昇降かご」と呼ばれています。昇降かごは、荷物を乗せて運ぶためだけではなく、荷物を守るための役割も果たしています。今回はその「昇降かご」について解説致します。

昇降かごはどんなもの?

昇降かごは長方形の形をした箱型のもので、大きさは昇降機の種類によって異なります。

小荷物専用昇降機の種類はフロアタイプとテーブルタイプがあります。フロアタイプの昇降かごの大きさは、間口1000mm×奥行1000mm×高さ1200mmが上限となり、使う用途や設置する場所の大きさによって合わせることが可能です。

一方、テーブルタイプの昇降かごの大きさは積載量によって決まっており、一番大きい積載量100kgのリフトで間口750mm×奥行750mm×高さ900mmとなります。

どうやって荷物を運ぶ?

昇降かごは操作盤によって動かすことができます。操作盤によって指令が出た昇降機は、巻上機によって昇降かごを吊るしている主ワイヤーロープが持ち上げられたり降ろされたりして、目的の階に昇降かごが運ばれます。

内扉、外扉と扉をきちんと閉めて昇降機を動かす準備をします。扉が閉まっていないと、昇降機を動かすことは出来ません。

どうやって荷物を守る?

昇降かごには内扉がついています。現場によっては、内扉がある現場と安全棒がある現場がありますが、弊社では内扉を推奨しております。内扉があることによって、昇降かごに載せている荷物が荷崩れしないように安定させたり、昇降路内に荷物がはみ出したり落下しないようにするための役割があるためです。安全棒では、荷物を支えられていない箇所が発生し、はみ出しや落下を防ぎきれない場合があります。その観点から、内扉を推奨しております。現場の状況によっては、内扉を設置出来ない場合もありますので、専門業者の現場確認が必要です。

▼安全棒から内扉への変更について詳しく知りたい方はこちら!

▲内扉がついた昇降機
   ▲安全棒がついた昇降機

昇降かごはフロアタイプですと、台車を乗せたり大きな荷物を乗せたりするため、かごに当たってしまい傷や劣化が発生しやすい部分になります。鋼板の場合は塗装が剥がれ、食べ物を運ぶ場合は、衛生面が気になるところです。そのような場合、錆びにくいステンレス仕様に変えることで衛生面からも守ることができます。

▼昇降かごをステンレスにする施工事例はこちら!

▲ステンレス仕様

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