小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の故障で多いのが出し入れ口扉関係のお問い合わせです。
「扉が開かなくて中の荷物が取り出せない」
「扉が急に重くなって荷物の出し入れが大変」
扉は利用者の方が異変に気付きやすい部分であることもお問い合わせ数の多い一因と思われます。

利用者の方がなかなか目にすることのない昇降路内には安全装置や金物等、様々な部品が設置されています。
扉回りも扉の開閉がスムーズにできるような機構となっています。

扉に異変を感じる際、どんな原因が考えられるのでしょうか。

昇降路内では、、、

故障の原因として多いのが扉用ワイヤーがプーリー（滑車）から外れてしまっていることです。
勢いよく扉を開け閉めしたりしてしまうとプーリーにかかっている扉用ワイヤーが外れ
扉が急に重くなったり、スムーズに動かなくなってしまうことがあります。

そのまま使い続けてしまうと他の部品に扉用ワイヤーが他の部品に引っ掛かり破損させてしまう恐れもあります。

また、扉用ガイドシューが割れたりレールから外れてしまっていることが原因になる場合も多いです。
使用方法に問題がなくても長く使用しているとどうしても負荷がかかりやすい部品です。
ガイドシューに何か異変があると扉がガタガタと安定しなかったり、扉の位置が安定しないせいで他の安全装置が上手く作動せず
昇降機自体が動かなくなってしまうこともあります。

ドアハンガー

扉の開閉機構で枠のような形になっており扉のストッパーの役目をしたり、上部には扉用ワイヤーがかかるプーリー（滑車）がついており
扉を軽い力で開けることができるようになっています。

扉用ガイドシュー

ガイドシューとは扉を扉用レールに沿って動かすことができるようにする部品です。
小さな部品ですが安定してスムーズに扉を動かす大切な役割があります。

異変を感じたらすぐにご相談ください！

何か異常のある状態で使い続けてしまうと状態が悪化してしまう恐れがあります。
場合によっては怪我をしてしまったり、荷物の破損の可能性もあり大変危険です。

何か普段と違う、、と感じることがありましたら専門業者にご相談ください。
早く対処することで修理や復旧の時間が短くて済む場合もございます。

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