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荷物を乗せる「昇降かご」を交換するタイミングは?どのように交換する?

2024.05.27
用語解説 設置のポイント 部品解説 基礎知識

小荷物専用昇降機(ダムウェーター/荷物用リフト)は、昇降かごに荷物を乗せて運びます。今回はどのような場合に昇降かごを交換するのか解説致します。

昇降かごを交換するタイミングは?

劣化が生じた場合

昇降かごは使い方や使用年数によって劣化が起こります。使用時に荷物をぶつけてしまうと、その損傷部から錆や腐食が見られるようになります。腐食が進むと昇降かごが歪んでがたつきが生じる可能性もあります。特に大きなものや台車を乗せる場合、昇降かごにぶつけてしまうと、昇降かごが変形して昇降路にぶつかりリフトを使用することが出来ません。このような劣化が生じた時は交換をお願い致します。

小荷物専用昇降機は食べ物を運ぶ用途でも使用されますので、錆や腐食などは衛生面でも気になる点です。衛生面からも早めの交換を推奨します。

安全棒から内扉に交換する場合

昇降かごには荷物が昇降路に落ちないように安全棒や内扉がついています。安全棒は昇降かごの出し入れ口に斜めについているだけなので、荷物がひっかかってしまう可能性もあります。より安全に荷物を守るためには昇降かごをきちんと保護できる内扉にすることを推奨します。

▼交換について詳しく知りたい方はこちら!

昇降かごを交換!

鋼板製の昇降かごからステンレス製の昇降かごに交換

鋼板製とステンレス製の大きな違いは、錆がつきやすいかどうかです。鋼板は、劣化が進んでくると塗装が剥がれてきたり、錆が目立ってきたりします。ステンレスは鋼板に比べて錆びにくく、衛生的にも異物混入のリスクを減らすことができ安心して昇降機を使用することができます。食べ物を運ぶ用途で使用される場合は、ステンレス製への交換を推奨します。

▼鋼板製とステンレス製に違いについて詳しく知りたい方はこちら!

▲ステンレス製の昇降かご

カウンターウェイトも一緒に交換になる場合も

昇降かごを交換する際は、カウンターウェイトも交換が必要になる場合があります。カウンターウェイトとは、つり合い重りとも呼ばれ、昇降かごに荷物を乗せた時にカウンターウェイトで重さを調整して昇降かごを安定させるための役割があります。カウンターウェイトは昇降かごの重さにプラスして、積載量の40%~50%を加算した重量で設計されているケースが多いです。万が一、カウンターウェイトが軽いと勝手に昇降かごが下がってしまい、反対に重いと昇降かごが上がってしまいます。安全に昇降機を使用するためにもカウンターウェイトは重要な役割を担っています。

鋼板製からステンレス製の昇降かごに交換する場合や内扉のついた昇降かごに交換する場合は、昇降かご自体の重さが重くなるので、カウンターウェイトの重さも重くすることが必要です。

カウンターウェイトにも種類があり、その種類によってメリット・デメリットがあります。

■箱のようなケースになっていて重りを追加できるタイプ

【メリット】

ケースに空きスペースがあれば、昇降かごの交換によって昇降かごが重くなった場合でもカウンターウェイトに重さを追加ができます。

⇨設置後に修繕が必要になる場合でも追加の重りの費用だけで済み、施工にかかる時間も少なくなります。

【デメリット】

重りは固定されていないため、大きな地震があった時に重りが抜けてしまう可能性があります。

■重りが追加できないタイプ

【メリット】

大きな地震があった時、重りが抜ける心配がないため安心。

【デメリット】

昇降かごの交換によって昇降かごが重くなった場合、カウンターウェイトごと重いものに交換する必要があります。

⇨設置後に修繕が必要になる場合は、費用もかかり施工にも時間がかかります。

昇降かごは、荷物に直接触れる部分です。荷物を安心安全に運ぶためにも、気がかりな点がありましたら、マイクロエレベーターまでお問い合わせください!

>>小荷物専用昇降機のお見積り・ご相談はこちら

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