小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の設置をご検討されている方は、どれくらいの重さまで載せられるか気になる方もいらっしゃると思います。今回は小荷物専用昇降機の最大積載量についてご案内します。
小荷物専用昇降機のかごの最大寸法は法令で決められており、かご床面積が1㎡以下で、かつ天井の高さが1.2m以下の大きさにする必要があります。機種の中では「フロアタイプ」が最も大きな容量がありますが、これまでの設置事例として500㎏積載の機種を選定されるケースは少なく、多くが300㎏積載または200㎏積載のフロアタイプを設置されています。
理由として、500㎏近い荷物を一度に運ぶ状況が少ない事、500㎏積載の機種では主ワイヤーロープにかかる荷重の関係上、ローピングを2:1にする必要があり、その分速度が遅くなること、などがあげられます。例えば300㎏積載の機種では、ローピングが1:1となり、新設の場合では速度は分速45mですが、500㎏積載の場合はローピングが2:1となり、速度が約半分の分速23m分速となります。
特に頻繁に稼働する場合や、停止階数が多い建物では、最大積載量よりも速度は遅くしたくないというケースが多く、また、300㎏積載と500㎏積載では本体の金額も異なってくるため、お客様のご利用状況に応じた機種選定をお願いいたします。
その他、機種選定についてご不明な点がございましたらお気軽にお申し付けください。
お問い合わせは、マイクロエレベーターまで!