機械室とは、どこの部分を指し、どのような機械があるのかご存知でしょうか。今回は、機械室と点検口についてご説明致します。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は、昇降路の中を通り、最上階より上には機械室があります。機械室の天井の高さはおおよそ1m以上を確保する必要があり、室内には巻上機や制御盤があります。修繕時や点検時にエンジニアが立ち入り、工事や点検を行います。
この機械室に入るには、点検口と呼ばれる入口から入ります。点検口は、建物の天井に設けられています。点検口の幅、高さはおおむね60cm以上であることが望ましいとされており、点検口には扉の設置、施錠装置を設けることが絶対条件です。機械室点検口に至る経路を確保する必要があり、その幅もおおむね60cm以上としエンジニアの安全を保つことも必要です。
中には、機械室が天井にあるのではなく、屋上にある場合もあります。屋上に機械室がある場合、雨漏れをする可能性があるため、建物に防水対策をすることをおすすめします。
古い建物ですと機械室の床が設けられていない現場もあります。転落する恐れがあり点検をするエンジニアの安全に関わります。縞鋼板等で床を設けることも考えなければなりません。故障があった時、機械室の床がないと点検口から入れても安全に機械室に辿り着くことが出来ず、復旧作業にも時間がかかってしまいます。エンジニアの安全と機器の管理維持を考慮して機械室や点検口の状態も保たれなければなりません。
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縞鋼板等での床の設置工事もマイクロエレベーターで行っております。ご不明な点等ございましたら、マイクロエレベーターまでお問い合わせください。