マイクロエレベーターでは小荷物専用昇降機(ダムウエーター)の制御リニューアル工事を月平均で約5台施工しています。
小荷物専用昇降機(ダムウエーター)の制御方式について、主流はインバーター制御で、出し入れ口でのカゴ段差が少なく、振動もほぼ無いため、こぼれやすい食事や繊細な取扱いが必要な商材を運ぶのに適しています。しかし使用年数が30年近い小荷物専用昇降機の殆どは、AC1制御です。ここで、AC1制御とインバーター制御の違いをご説明いたします。
↑ AC1制御
↓インバーター制御
【AC1制御】
モーターを直接商用電源に接続して、オン/オフで運転を制御します。モータは一定速度で回転するため、動き始めから高速で動き、停止の際は急停止するので、荷崩れのリスクや小荷物専用昇降機(ダムウエーター)の部品への負担が大きくなります。
【インバーター制御】
インバーターで電圧と周波数を細かく調整することで、モーターの回転速度を自由に制御します。動き始めと停止の際に低速と高速に切り替わるので動きが滑らかで荷崩れの防止、小荷物専用昇降機(ダムウエーター)の部品や荷物への衝撃を和らげることができます。
☆必ずインバーター制御にする必要はありません☆
基本的にはインバーター制御へのリニューアルを推奨していますが、AC1と比べ価格が高く、製作納期も60日位必要な場合もあります。
AC1制御での制御リニューアルの場合でも、レールやカゴに変形などの問題がなければ、制御部品が新しくなる事で振動や段差は改善されます。また、AC1制御はインバーター制御と比較して使用される電気部品が少なく、回路構成もシンプルなので、制御盤の製造コストを抑えることができます。
※アナログ人間である私の個人的な感想ですが、AC1制御は頑丈で、電気部品はなかなか壊れないような気がします。
マイクロエレベーターでは、各部品の修繕や全体的なリニューアル、メンテナンスなど、小荷物専用昇降機に関わるお問い合わせを承っております。ご不明な点、ご相談などございましたら、マイクロエレベーターまでお問い合わせください!
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