小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を安全、安心してご利用いただくためには、専門業者による、定期的なメンテナンスはもちろん、使用者様にも日常チェックをしていただく事も大切です。
なるべく同じ方(担当者)が、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を使用する前に、最下階から最上階まで往復運転させてみてください。いつもと違う音や振動がしていないか?各階の到着ランプが光っているか?(複数階のランプが同時に光ってないか?)など、簡単なチェックを行なうことで、軽微な異常の早期発見が出来るかもしれません。
定期メンテナンスをしていないお客様で、実際にあった事例を紹介します。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)から、変な音と振動を感じたが、そのまま使用したことにより、故障が発生、復旧までに数週間がかかってしまった。これは、前日に大きな地震があり、つり合いおもりがレールから外れてしまっていた。ガラガラ音が鳴っていたが、使い続けたことで、つり合いおもりとカゴが衝突してしまい破損。その衝撃でメインレールが変形するなど、大がかりな修繕工事が必要になりました。定期的なメンテナンスをしていないと、各部の重要なネジが緩んできます。地震という要因がなくても、部品が外れて同じように重大な故障に繋がる恐れがあります。
操作盤の複数階のランプが同時に光っている事を発見して、弊社にご連絡を頂きました。発見が早かったため、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を使用できない期間もなく、修繕工事が完了しました。操作盤内の到着階ランプが同時に光ってしまっている時は、操作盤内で漏電していましたが、発見が早かったため、二次的な故障を起こすことが無く、修繕工事が完了しました。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を使用する前、同じ担当者が上下階の昇降チェックを行なってください。複数人でも気づきの面では有効ですが、いつもと違う音に関しては、同じ方が確認された方が良いと思います。小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の運行管理者を決めていただくと良いと思います。 今回、ご紹介した事例以外にも、扉がいつもより重く感じる。カゴが傾いてる気がする。など発見がありましたら、すぐに専門業者へ相談してください。
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