店舗のリフォームや建物の建て替え、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を修理しながら使用してきたが新しい機器に更新する等で小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を取り壊さなければならない。撤去・解体する場合の作業内容について紹介いたします。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を撤去・解体する前に現場の養生が必要になります。滑らかに動くためにレール等にオイルやグリスが塗られていることが多いためそのまま地面に置くと汚れてしまいます。それを防ぐために床や機器まわりの壁はビニールシートやベニヤ板を敷いて養生をします。また機器を壊す際に粉じんが出ることがあるので出し入れ口の周りを仕切って周囲に粉じんが飛ばないようにすることが多いです。
まずは小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の各階出し入れ口の三方枠を取りはずすために、三方枠の周りの壁を壊していきます。素材は石膏ボードやコンクリートが多く、壁を壊す際に大きな音と粉じんが発生します。壁を壊した後は三方枠を取りはずしていきます。枠が無くなったことで出し入れ口の幅が広がったので次は昇降かごを解体し搬出していきます。かごが無くなった後は昇降路の中に足場を建てて昇降路内の配線や電材をとりはずします。最後に機械室内の制御盤や巻上機を解体し、足場を解体しましたら小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の撤去・解体は完了です。養生を撤去し落下防止のため各階の出し入れ口をベニヤ板でふさいでお引渡しとなります。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の撤去・解体を安全に行うためには機器の知識を持った業者が行う必要があります。所要時間については現場状況や停止階数によって異なるため、お困りの際は是非マイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。