小荷物専用昇降機(ダムウェーター)は機器の不具合ではなく、使用方法によって故障が起きてしまうこともございます。
人為的な故障には様々な原因がございますが、特に気を付けたいのが荷物のはみ出しや荷崩れによる引っ掛けです。
引っ掛けによる故障とは、名前の通り小荷物専用昇降機が荷物を載せ昇降しているときにかご内からはみ出した荷物が昇降路や昇降路内に設置されている部品に引っ掛かり動作が止まってしまう故障です。
かごから荷物がはみ出した状態に気付かないまま動かしてしまったり、載せた荷物が昇降中に崩れてしまったりすることにより発生します。
少し動いたけれどすぐに止まってしまったり、大きな音がして止まってしまった等、症状は多種多様です。
荷物が崩れる音がして止まってしまった等、引っ掛けの可能性がある場合には昇降機専門の作業員が状態を確認しなければ復旧ができません。
ご利用者様が無理に動かそうとすると大変危険な上、状況が悪化する可能性がございますのでお控えください。
保守メンテナンス業者もしくはマイクロエレベーターまでご連絡ください。
ご連絡をいただく際には止まってしまった状況を詳しく教えていただけますと復旧までのお時間が短くなる可能性がございますのでご協力をお願いいたします。
(例:荷物を載せて2階から1階に動かしたときに大きな音がして動かなくなってしまった。)
・荷物を載せるときには無理に重ねたりせず、バランスよく載せる
・大きな荷物を載せるときにははみ出しに注意する
・荷物が多い時には何回かに分けて運ぶ
また、内扉付きのかごにすることで引っ掛けのリスクを大きく減らすことができます。
内扉は少し荷崩れを起こしてしまっても昇降路に荷物がはみ出てしまうのを扉が防いでくれます。
大切な荷物を安全に運ぶことができるよう、昇降機を動かす前に荷物の確認をお願いいたします。