神奈川県の飲食店から配膳用に使用している小荷物専用昇降機のカゴ扉がスムーズに開け閉めできないため対応してほしいと問い合わせが入りました。現場に訪問し状況を確認したところ、カゴ扉用ワイヤーロープにキンクが生じておりました。キンクとはワイヤーロープが折れ曲がって元の形に戻らない状態のことです。キンクが生じてしまった部分を元に戻しても強度は戻らず弱くなったままです。そのまま使用しているとワイヤーロープ切断につながる恐れが高まります。早急に交換が必要な状態でしたのでワイヤーロープ交換を提案しご依頼いただきました。ご利用者様にキンクしてしまった原因に心当たりがないか聞いてみたところ、問い合わせの数日前にカゴ扉に積荷をぶつけてしまったと回答がありました。恐らくカゴ扉に衝撃が加わった際に扉を吊っているワイヤーロープにもダメージが及んだと思われます。
○作業工程
作業の流れは下記のとおりです。
交換作業に要した時間は30分程度です。
ワイヤーロープの状況は目に見えない箇所でも老朽化が進んでいることがあります。小荷物専用昇降機のご利用者様が知らず知らずのうちに老朽化が進行し破断することを防ぐためにも定期的な保守点検をおすすめいたします。