コラム

Column

巻上機(まきあげき)の各部について解説!

2023.03.08
用語解説 部品解説 基礎知識

小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を動かすための心臓部といえば巻上機です。車でいうとエンジンにあたります。その巻上機を構成している部品について紹介します。

巻上機はおおまかに分類すると以下の4つで構成されています。

モーター

その名の通り巻上機を動かすモーター(電動機)になります。小荷物専用昇降機のモーターは主に三相の動力電源を使用しています。フロアタイプで2.2kwや1.5kw容量のモーター、テーブルタイプでは0.4kw~0.75kw容量のモーターが多く使われています。

ギヤケース

ギヤケースは内部にギヤ(歯車)が入っており、そのままでは速いモーターの回転数を小荷物専用昇降機に最適な回転数まで減速しています。また、ギヤケースの中には歯車を潤滑するためのギヤオイルが入っています。

ブレーキ装置

ブレーキ装置は巻上機を停止させるための装置になります。小荷物専用昇降機(ダムウェーター)を使っていない時にかごが動かないのは、常にこのブレーキがかかっている状態のためです。ブレーキ装置は主に、ブレーキドラム・ブレーキアーム・ブレーキライニングやブレーキを動かすためのブレーキコイルなどで構成されています。

綱車(つなぐるま)

綱車はギヤケースで減速された動力で回転する車になり、メインワイヤー(主索)が掛かっています。そのため「綱車」と呼ばれています。この車にはメインワイヤー(主索)が掛かる溝があり、この溝がワイヤーロープを挟み込むことで溝とワイヤーロープが滑らないようになっています。ただし、長年ご使用されているとワイヤーロープとの摩擦によって徐々に溝が削れてくるため、挟み込む力や摩擦力が保持できなくなる状態まで劣化すると、滑りや段差の原因となります。

>>巻上機をもっと知りたい方はこちらから

>>小荷物専用昇降機のお見積り・ご相談はこちらから

運営元の会社:株式会社 マイクロエレベーター 

>>株式会社 マイクロエレベーターのホームページはこちら

その他の最新コラム

まずはお気軽にお問い合わせください。
お見積もりや資料請求など、小荷物専用昇降機に関するあらゆることに、すぐにお答えいたします。
電話受付時間 平日9:00〜17:00(土・日・祝を除く)