小荷物専用昇降機は、主に建物内の物品運搬に用いられる便利な設備ですが、金属で構成されているため、サビの発生は避けられない課題です。特に、湿気の多い場所や水回り付近に設置されている場合、サビの進行が早まる可能性があります。これからの梅雨時期も湿気が多い季節となりますので注意が必要です。
サビを放置することで発生する問題
- 機能低下: 部品の腐食により、昇降機の動作不良や停止を引き起こす可能性があります。
- 安全性低下: 強度が低下し、落下などの事故につながる恐れがあります。
- 美観の損害: サビは見た目を損ない、昇降機の印象を悪くします。
- 修理・交換費用の増大: サビが進行すると、大規模な修理や部品交換が必要となり、コストがかさみます。
効果的なサビ対策を講じることは、小荷物専用昇降機を長持ちさせ、安全かつ快適に使用するために非常に重要です。
具体的なサビ対策
- 材質の選定:
- ステンレス材など、サビにくい材質の機種を選ぶことが有効です。
特に、湿気の多い環境下ではステンレス材が推奨されます。
- 表面処理:
- 塗装やコーティングによって、金属表面を保護し、サビの発生を抑制します。定期的な再塗装も効果的です。
- 研磨などの表面処理は、金属表面のサビを除去し、耐食性を向上させます。
- 設置場所の工夫:
- できる限り湿気の少ない場所に設置することが望ましいです。
- 換気を良くすることで、湿度の上昇を抑えることができます。
- 定期的なメンテナンス、部品交換:
- 日常的な清掃で、ホコリや汚れを除去することが重要です。ホコリや汚れは湿気を保持しやすく、サビの原因となることがあります。
- 定期的な点検で、初期のサビを発見し、適切な処置を施すことが大切です。
- サビの原因を基から改善するために該当部分の部品交換も有効です。
- 環境管理:
- 水分ももちろんですが、洗剤や薬品などが直接付着しないように注意が必要です。付着した場合は速やかに拭き取ってください。
サビによる腐食が進行した敷居
ステンレス製の敷居に交換しました
これらの対策を組み合わせることで、小荷物専用昇降機のサビの発生を抑え、長期にわたり快適に使用することができます。設置環境や使用状況に合わせた最適なサビ対策を検討することをおすすめします。
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