小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の電源は、一般的なご家庭で使用されている「単相100V(ボルト)」とは異なり、特別な場合を除き、通常は「三相200V(ボルト)」を利用しています。
三相電源(さんそうでんげん、Three-phase power)は、あまり聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、産業や商業用途で広く使用されています。
日本では大きく分けると、単相100V・単相200V・そして三相200Vの3種類の電源があります。簡単に単相電源と三相電源の違いをご説明します。
単一の交流電流または電圧が使用され、通常は一つの正と一つの負の極性を持っています。用途としては、家庭用電力や小規模な商業施設、一般的な小型機器に適しています。
通常は三本の交流電流または電圧が同じ周波数で生成され、ほぼ等しい間隔で位相がずれているのが特徴です。そのため、単相電源に比べて電力供給の安定性と効率性が高いため、一般的に大容量の電力を必要とする産業用途で使用されています。また、小荷物専用昇降機でも使用されている三相モーターとの組み合わせにおいて、高効率かつ力強い動力を提供します。
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上記の点から、単相電源は家庭や小規模な用途に適しており、三相電源は大容量の電力供給や産業用途に適していると言えます。
小荷物専用昇降機(ダムウェーター)の導入をご検討の際は、電源についてもご確認くださいますようお願いいたします。