千葉県内の保育園に設置している小荷物専用昇降機の巻上機を機器の経年劣化のため交換いたしました。既存巻上機のメーカーが不明だったため、同等の仕様(電動機容量・速度・シーブの径・ロープの本数など)の巻上機を手配いたしました。既存と新規で巻上機の形状が異なるためマシンビーム(巻上機支持材)も用意した後に交換を行いました。
作業の流れは下記のとおりです。
①現場養生
②昇降かご及びつり合い重りを固定し巻上機からワイヤーロープを取り外す
③巻上機を撤去
巻上機を吊り上げる吊り代がなかったため人力にて撤去
④マシンビームの設置
⑤巻上機の取付
撤去と同様に人力にて巻上機を持ち上げて設置
⑥ワイヤーロープをかけなおし、昇降かご及びつり合い重りの固定を取り除く
⑦試運転調整、清掃・片付け後に引渡し
巻上機が老朽化するとシーブとワイヤーが接触する箇所が摩耗し、昇降かごの停止位置がズレて一定の位置で止まらなくなります。その他にも普段と異なる動きをする恐れがありますので使用しているなかで異常を感じたら小荷物専用昇降機の保守業者へご連絡することをおすすめいたします。
今回の現場は形状が異なる巻上機に交換いたしましたが、交換後も問題無く動作しております。交換後に試運転と調整を行ったことで各階の昇降かごの止まる位置も一定で段差も解消されました。
小荷物専用昇降機のことでお困りの場合はマイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。