現場は茨城県内の小学校です。教育委員会より、建築基準法第12条第3項(同法第88条第1項において準用する場合を含む)の規定による定期検査において要是正の指摘があり是正改善工事が可能か問い合わせがありました。内容を確認してみると給食の運搬に使用している小荷物専用昇降機の巻上機シーブ(綱車)の溝が摩耗しシーブからのワイヤーロープの出代が規定値を下回っているというものでした。弊社から教育委員会へは巻上機を一時撤去し巻上機メーカーの工場へ持参しシーブを交換した後に再設置するという内容を提案しご注文をいただきました。施工には2日を要するため、給食が無い日に作業を行いました。
作業の流れは下記のとおりです。
【1日目】
①養生
②昇降かご及びつり合い重りを固定し巻上機からワイヤーロープを取り外す
③巻上機を一時撤去、搬出
④メーカーの工場に巻上機を持参しシーブを交換
【2日目】
⑤シーブを交換した巻上機を搬入、再設置
⑥ワイヤーロープをかけなおし、昇降かご及びつり合い重りの固定を取り除く
⑦試運転調整、清掃・片付け後に引渡し
シーブを交換し、要是正の項目は改善されました。弊社では小荷物専用昇降機の定期検査要是正の改善工事及び書類作成一式の作業が可能です。小荷物専用昇降機についてお困りの際は弊社マイクロエレベーターまでお気軽にお問い合わせください。