昇降かごに荷物を載せて昇降させる際、載せた荷物がバランスを崩して昇降路内に落下してしまったり、はみ出た荷物が昇降路の出っ張りに引っ掛かり小荷物専用昇降機が緊急停止してしまった経験はございませんか?このような事故は載せた荷物が破損してしまうだけでなく、小荷物専用昇降機の故障にも繋がります。かご内扉はこういった事故の防止に高い効果を発揮します。かご内扉には様々な形状のものがありますので、下記に紹介いたします。
安全棒:昇降かごに斜めにかかる棒で、簡易的なものです。
ホールデンゲート:横開きのシャッター状の安全柵です。
1枚戸押上げ式:1枚の扉を下から上へ押し上げるようにして開く形状の扉です。
2枚戸上下開き式:2枚の扉を中央から上下に分かれるようにして開く形状の扉です。
安全面・衛生面を考慮すると、1枚戸押上げ式・2枚戸上下開き式のような扉形状のかご内扉が望ましいです。
今回、既存のホールデンゲートに腐食や塗装の剥がれが見られたため、衛生面を考慮しステンレス製の2枚戸上下開き式のかご内扉に交換いたしました。交換後はホールデンゲートのような隙間がないため、より安全に荷物を運搬することが可能です。さらにステンレス製の扉ですので、高温多湿でも錆付きにくくなりました。事故の防止や不衛生な状況の改善のためにかご内扉の交換を検討されてみてはいかがでしょうか。