

子供たちが待ちわびる給食の時間。その円滑な配膳を支えているのが、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)です。毎日、重い食缶を載せたワゴンや配膳台が何度も出し入れされる昇降かご内の床板には、日々相当な負荷がかかっています。
先日、経年劣化によりかご床のステンレス板が剥がれ、大きく浮き上がってしまった現場の補修を行いました。学校現場において、この「床のめくれ」は放置できないリスクです。配膳台の車輪が引っかかって給食がこぼれたり、無理に押し込もうとして昇降機自体の故障を招いたりする原因になるからです。

今回の補修では、余計な工程を挟まず、「ビス止め」による物理的な固定をしました。接着剤を使わず、浮き上がった箇所をダイレクトに下地へと締め上げる。このシンプルかつ力強い手法こそが、激しい使用環境に耐えうる強固な平滑性を取り戻す最短ルートです。
作業で最も神経を使うのは、ビスを打つ位置の選定です。構造上の下地を的確に捉え、剥がれた板をしっかりと抑え込む。ガタつきが消え、浮いていた床板が再びカゴ底に密着していきます。

再びフラットになった床板の上を、ワゴンが引っかかることなく滑らかに進んでいく。その動作確認を行った後、作業は完了です。
目立たない数本のビス。しかしそれが、今日も学校の給食を滞りなく、そして安全に子供たちのもとへ届けるための重要な役割を担っています。