簡易リフトを改造して垂直搬送機に変更することができます。
今回は簡易リフトに、どんな部品を追加して垂直搬送機に仕上げているのか紹介します。
簡易リフトが危険と言われるのは、カゴ内に人が入れてしまうからです。
老朽化や不具合で、カゴが無いのに扉が開いてしまうと、落下や挟み込みの事故に繋がり大変危険です
出し入れ口にカゴが出てくるようにするため、ベルトコンベアを追加します。画像はチェーンですが、カゴが乗り上げる面はベルトになっています。
もちろん駆動用のモーターが無いと、手前に出てきませんので、コンベア用のモーターと、定位置で止めるためのリミットスイッチを追加します。
手動扉ではカゴ内に入れてしまいますので、扉開閉用モーターを追加します。
これが有ることで、リフト作動中は安全な場所で待機することができます。
出し入れ口とスロープを追加します。ベルトコンベアを追加しているので、段差は出来てしまいますが、大切な従業員様の安全を考えれば、大きな障害ではないのではないでしょうか?
これらの追加部品を動かすための制御盤を追加して、垂直搬送機への改造は終了です。
垂直搬送機は従来の簡易リフトと違い、カゴ内(昇降路内)に人が入れないつくりになっています。初めて簡易リフトを使用する方は、底がぬけてしまわないか?カゴに挟まれてしまわないか?不安に思ってしまうのではないでしょうか?
垂直搬送機は昇降路に人が入りたくても(思わないとおもいますが…)入れないので、安心・安全です。
また、既存の簡易リフトを改造することで、コストを抑えて導入可能です。
既存の簡易リフトを改造するので、大規模な工事になりません。使用できない期間を最小限に抑えられます。
ホイスト吊り上げ型、油圧リフターにも取付できますので、ぜひ垂直搬送機をご検討ください。